loprabbitのブログ

米国株投資その他について徒然なるままに

投資対象の選定手法について

PERは、預金・ボンドの利率と同様に簡便な分析指標だと思う。EPSが継続的・安定的な場合は特にそう。しかし、その場合は成熟企業とも評価でき、低い成長率しか期待しない方がよく、配当比率を重視することになるだろう。


利益成長率、売上げ成長率は、グロース株の分析指標として合理的だと思う。


その他、BPS、ROE等、合理的な指標は多いが、決定的なものではない。例えば、ROEは高い方がよいと言われることが多いが、レバレッジをかけて成長中の企業はROEが高いが、逆境に弱い。無借金の堅実経営企業はROEが低く出やすい。


株価を抽象的に表現すれば、投資家の全体から見た当該企業の評価ということになるだろう。

その構成要素としては、上記のような各種数値・指標のミックス、提供する商品やサービスへのイメージ、経営陣が見せてくれる将来像の心地よさ、潜在的投資家層の厚み、投資マネーのだぶつき具合・・・・様々な要素があり、一義的な算定ツール、手法は全く確立していないどころか、乱立している状況に思える。


その中で投資対象の選定手法として、採用したものは、概ね以下の感じです(固まった中身はないとも言えます)

・EPS、R&D、成長率、世界情勢への対応を重視する。しかし、これらに拘泥せず、適宜見直す。

・市場の動きが予想を超えたときは、損切り又は利益確定を行うことに配点を厚くする。

・勝ち負けもこだわらない。インデックスと同水準なら少し負けてもOK。いや、ボロボロじゃなければやむなし。

・同一銘柄集中投資はしない(インデックスは除く)。

・政治リスクを重視する。欧米、日本、オーストラリア、シンガポールを投資対象とする。